日曜劇場「マイファミリー」も8話まで放送が終わり、真犯人の考察が盛り上がっています。
そこで、まだ判明していないけど匂わせのある「心春の父親」犯人説を考えました。
通常、ミステリードラマでは重要な人物である「犯人」がドラマの後半まで出てこないということはありえません。
ですが「マイファミリー」というタイトルに制作陣がこだわっていることと、とどっちの気になる発言から、ある仮説が浮かびあがりました。
この記事では、日曜劇場「マイファミリー」の真犯人が心春の父親である理由と、本当のタイトル回収となる説を考察していきます。
マイファミリー真犯人は心春の実父と考察!
「マイファミリー」8話で、とどっちこと東堂樹生が、友果ちゃんと優月ちゃんの誘拐犯だったことを告白しました。
その理由は、娘の心春ちゃんを取り戻すための模倣犯。(誘拐をすることで心春ちゃん事件の犯人の出方を見るため)
温人、未知留、三輪の3人は東堂への怒りをあらわにしますが、一方で心春ちゃんが誘拐されたまま、まだ戻ってきていない東堂の気持ちもわかるため、4人は真相を突き止めるために動き出しました。
心春が生きている点がポイント
ここで1つ気になったのは、5年も前に誘拐された心春ちゃんが生きているという点です。
犯人が身代金目的で誘拐をしたのであれば、お金を得ることができなかった時点で心春ちゃんは邪魔な存在です。
ですが、心春ちゃんが生きているということは5年もの間、心春ちゃんの面倒を見ていることになります。
しかも、東堂が模倣犯として新たな誘拐を行うまで、犯人はその存在を消していました。
となると、心春ちゃんを愛情を持って育てることができる人物でないと、生かしておくメリットがありません。
それができるのは、心春の家族なのではないでしょうか。
東堂の心春ちゃん呼びが気になる
以前、東堂が心春ちゃんのことをずっと「ちゃん付け」で呼んでいることが気になるという記事を書きました。
この「心春ちゃん」呼びは8話時点でも貫かれており、ここをストーリー的にスルーするとは到底思えないのです。(これが冒頭で書いた、とどっちの気になる発言です)
となると、やはり東堂と心春ちゃんには血縁関係がなく、心春には実の父親がいるという考えに至りました。
東堂が亜希と結婚したのが、2006年12月。
心春ちゃんは実咲ちゃんと同級生なので、現在14~15歳。(誘拐時は9~10歳)
心春ちゃんの誕生日がわからないので断定はできませんが、結婚した時にはすでにお腹の中にいた可能性もありえます。
実父に誘拐された心春と亜希が一緒にいる可能性
8話では、さらに東堂の妻・亜希が狂言誘拐で疑われている描写がありました。
その時の警察の会議で使われていたホワイトボードには
- 証言が一致せず
- 何か隠している
- 矛盾
といった言葉が書いてありました。
これを見た時に、亜希はもしかすると本当の犯人の存在に気づいたのではないか?という考えが浮かびました。
時系列で考えるとこんな感じ。
心春を元夫が誘拐
↓
亜希がそれに気づき、元夫を逆なでしないために一人で連れ戻しに行く
↓
亜希も監禁される
だから、亜希は今も失踪したままで、東堂の元へ帰って来られない可能性が。
さらに、大切な妹である亜矢(鈴間)にも連絡ができないのは、元夫の厳しい監視があるせいだと思うと、つじつまが合います。
亜希と心春が一緒に生活できていれば、誘拐からの5年間、心春が無事に生きていられることも納得がいきます。
真犯人(実父)が動き出した理由
東堂が模倣犯として動き出したことで、警察がまた本腰を入れて誘拐事件を追うことになりました。
真犯人からすれば、それはスルーする方がリスクが少ないのに、あえて東堂に自分からコンタクトを取りました。
その理由は、実咲ちゃんのタブレットに真犯人が知られたくない理由が残されているからでしょう。
これは9話の予告動画からも読み取れ、美咲ちゃんのタブレットには、「心春ちゃん」と書かれたフォルダがあったことから、ほぼ間違いないと思われます。
なぜ5年間もそれに気づかなかったのかな?という疑問はありますが、真犯人はずっと実咲のタブレットを回収するきっかけを探っていたのかもしれません。
マイファミリーのタイトル回収
ドラマ「マイファミリー」では、誘拐事件を通して、それぞれの家族が再生されていく様子が描かれました。
当初、冷え切った関係にあった鳴沢家ですが、友果ちゃんの誘拐事件をきっかけに、温人も変わり、未知留との間には2人目の子供ができました。
三輪のところも、完全に許されたわけではありませんが、優月ちゃんの誘拐事件をきっかけに、家族3人で接する機会が増えました。
残すところは、阿久津家と東堂家が無事に再生されること…と思うのですが、別視点で考えると、心春ちゃんを誘拐したことで、心春ちゃんの実父も自分の家族を再生したことになるのです。
ここが、私が最終的に心春の実父が真犯人であるという考察にたどりついた理由です。
このドラマでは、当初から制作陣がこのようなことを話していました。
このドラマは、「サスペンス」「ミステリー」という枠組みのものではない。誘拐事件に巻き込まれることで浮き彫りになる様々な感情や人間模様を描いていく、“ファミリー”エンターテインメントである。誘拐事件をベースにしていながらも、あくまで描いていくのは家族であり、家族に協力する親友たち、翻弄される警察、時に利用しようと企む会社、様々な立場の人間が誘拐事件によって、その人生を一瞬にして劇的に変えられてしまう。しかし、事件に巻き込まれたからこそ見えてくる、大切なものもある。誰もが持っているけれど日常の中で見失ってしまっている、もしかしたらまだ見つかっていない人の方が多いかもしれない、“自分にとって一番大切な何か”を、二宮と多部の二人が生きる鳴沢夫婦の姿を通して、感じるキッカケになればと願っている。
引用元:マイファミリー公式サイト
とにかく「ファミリー」が重要なキーワードになっているのです。
東堂の「心春ちゃん」呼びの違和感が、暗にもう1つの家族の存在を示しているとしたら…。
というのが、私の考察です!
マイファミリー真犯人考察まとめ
今回は、日曜劇場「マイファミリー」の真犯人は心春の実父説を考察しました。
改めて制作陣が話していたことを思い返した時に浮かんだのが、もう1つの家族でした。
8話でようやく東堂亜紀という人物が深堀されてきたことは重要なポイントだと思います。
果たして、真犯人は誰なのでしょうか?次回9話、そして最終回の放送が楽しみですね!
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